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全米の観光都市でニューヨークが最下位になったらしい。一位がニューオリンズ。何だか意味の無い無駄なアンケート結果発表のような気がする。アンケート結果がどうでもニューヨークには数千万人という移動人口がある。たぶん全く影響がない。古都ニューオリンズが一位になっても、ジャズファンがニンマリするだけだと思う。ボクが好きな町が最下位だったから拗ねているわけじゃない。むしろ、むふふと笑いたい気分。だけど「うるさい町」「ダメなタクシー」とかいう批判はわかるけど「不親切な」という批判は全くピンとこない。ボクは、ここくらい親切な人が多いところはないと思う。だって、英語ダメでも大丈夫だし道は分かりやすいしお金が無くても楽しめる。だけど、あれです、南部なまりの観光客に話しかけられるとドキドキしてしまいます。
ポロのメンバーズクラブ(まあ、上品なバーです)に誘われた。当然、会員の同行、紹介がなければ入店できないそこそこ格式ある店。なるほど上等の英国趣味だけど、何かが違う。静かで、スタッフも行儀良く、ソファーの座り心地もいい。だけど、違和感…。そうだ、高慢な態度という英国らしさが全くないと気づいた。あの高慢さは、イギリスにいると全く腹が立つけど、ニューヨークで偽物に出会うと、やっぱりアレがないとダメだと思うから不思議だ。で、落ち着いて、改めて店のサービスとかスタッフの対応をチェックしてみると、なんか日本の香りがする。アメリカ人が上品を気取ると日本的になるなんていうと怒られると思うけど、そんなカンジがする。そうなると急に居心地も悪くなって、正しいマンハッタン的バーへといそいそと移動。ごめん。
いつも思うことだけど、言葉は自分の思考、行動に大きな影響を与えている。日本語はとてもウエットで、ウエットだから言葉選びに気を使う。片言だけど英語を使っているととにかくきっちりはっきり言うということを自然にしている。日本で日本語ならゼッタイ言わないということも言える。例えば、買い物でおつりが間違っていた時「あのー、すみません」という日本語。「おい、君、間違ってるよ」という英語。どちらが正しいとかじゃなくて、その言葉を口にした瞬間、人間性も変わる。日本語で「ありがとう」と口にすると、相手の行為にありがたい(仏教的に)と思う。英語でThank youと口にすると「君に感謝してるんだ分かってくれるかい?」という気分になる。で、伝わると(ま、形式的に)「どう致しまして」と返ってくる。Yor welcome! It ok! It my pleasure!などなど。だけど、It my pleasure!にあたる日本語はない。反対に「こちらこそ、ありがとう」という日本に代わる英語はない(言えるけど意味が違う)。It ok!は最近「大丈夫」という日本語が対応している。どうも、国際化はヒトの思考、態度も変化させているようだ。
たぶん今頃マンハッタンをウロウロしているヒトは観光客か仕事が終わらないというヒト。そして町は、セール!セール!で賑やか。面白いのは普段地味で小さな画廊までセール!普段の10倍くらい愛想もいい。観光客がたくさん買い物するから大きなバッグが良く売れる。だから普段バッグを扱っていない店でも店頭セール!結構良く売れる。いつもは気取ったブランドショップの店員も満面の笑顔。これは不思議な風景。スタッフを総入れ替えしているのかとさえ思える。朝は早朝からデパート、ティファニーに長い行列。昼も夜もレストランは満員。「ヘイ!今ならテーブルひとつだけ空いてるよ」と声掛けられても、そんなに高いスペシャル・ディナーは要りません。
来年、マンハッタンのイエローキャブが順次、日産のエコカーに変わるらしい。環境のためになって、居住空間はゆったりしていて荷物室も広いからバゲッジも楽々。車高が高く広々したカンジはちょっとロンドンのクラッシックタイプに近い。…といいことだらけなんだけど、個人的にはポンコツキャブの方が好きです。
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